【インテリアプランニング事例】築13年ファミリーマンションで叶える、快適な暮らしと最新トレンドインテリア<後編>
LAVENDEL HOMEの整理収納担当、ヒロミンこと岡ひろみの自宅インテリア改造計画のレポート後編です。
美しいインテリアと暮らしやすい空間を両立させるLAVENDEL HOMEのインテリアプランニングのコツを公開!
ご自宅のインテリアづくりのご参考にもなれば嬉しいです。
インテリア改造のための改善点
家具の配置のほか、理想のインテリアに近づけるにあたってのこちらの問題点を解決していきます!(詳細は前編をご覧ください)
①ダークの木目が多くて重たい雰囲気
②革張りのソファのインパクトが大きい
③観葉植物がアジアンテイスト
④デザイン性のあるアイテムが少ない
プランニングのポイント
<ゾーニングの整理>
1.ソファーの配置
現状は、ソファが窓に対して平行に置かれているため、ダイニングテーブルやキッチンと対面してしまい、ソファに座っている人のリラックス効果を薄めていました。(対面しないことで、緊張感を和らげてリラックス効果を高めることが可能)。
なので、LDKの中心に無駄な空白が生まれてしまっていることと合わせて、リビングとワーキングスペースの間を仕切るようにソファを縦に置いてゾーニングをはっきりさせることに。
2.ワーキングスペースには丸テーブルを
机から丸テーブルへのチェンジを提案。丸テーブルに替えることで、ストレートなラインだけだった部屋に曲線が入り、エレガントな要素がプラスされます。
丸テーブルは角がない分圧迫感が小さく、狭い空間にはおすすめ。
椅子を置く場所にも制限がなく、お仕事をするヒロミンと2人のお子さんが勉強をするにも十分なスペースです。
3.思い切って寝室を別に
夫婦の寝室が今やご主人のリモート部屋にもなっているとのことで、思い切ってヒロミン用の簡易ベッドをワークスペース側の壁に付ける形で配置。
4.ディスプレイコーナーを作る
インテリアにアクセントを与えるための「ディスプレイコーナー」を収納スペースとは区別して設けることに。
視線が集まる場所に装飾性の高いアイテムを集めることで、「おしゃれな部屋!」というインパクトが高まります。
<木目を活かした‘NEO’トランジショナルテイストに>
王道のトランジショナルはグレーやホワイトが中心で直線的なモダン要素が強めですが、インテリアの最新トレンドは、「温かみ」「癒し」「自然素材」「アースカラー」などがキーワード。
海外インテリアをリサーチすると、木目のインテリアとトランジショナルテイストのエッセンスを組み合わせたスタイルも多く見かけます
。今回は、ヒロミン宅のウォールナットの家具を活かした’NEO’トランジショナルの方向性にすることに。
<ダークすぎる色調はこれで解決!>
ダークの木目が多くて重たい雰囲気と、革張りのソファのインパクトが大きいという問題に関しては、フローリングや建具を総とっかえするのが一番有効ですが、今回はNG。なので、「足す」ことで解決する方法を使いました。(全面リフォームが叶うなら、モールディングを施したり、キッチンをエレガントなテイストにするとベスト!)
具体的には、
・フローリングの上にホワイト系の大きめラグマットを敷く
・革張りソファに布製のクッションやブランケットを置く
の2つの方法を提案。
布の柔らかさはフェミニンで温かい印象を与えるので、「少し寂しいな」と感じるインテリアに投入すると効果的。
クッションやブランケットはお手軽に取り入れられるので、季節ごとにお部屋の印象を変えるのにもおすすめです!
ソファの下にラグマットを敷くことで、ダイニングスペースとリビングスペースをやんわりと区分けするゾーニング効果も期待できますよ。
<脱アジアンな観葉植物にチェンジ>
アジアンテイストの観葉植物の代わりに、大きめのスタンド付き花器を活用して枝物を飾ることで解決。
春には桜、コデマリ、夏にはドウダンツツジ、冬にはモミの木など、季節の枝物を飾ればヒーリング効果もバッチリです。
観葉植物は、元気な限りなかなか手放せないものなので、お部屋のテイストに合うものをよく吟味されることをお勧めします!(目指すゴールのためなら処分が難しい観葉植物もあっさり手放すあたり、さすがヒロミンです(笑))
<デザイン性のあるアイテムでインパクトをプラス>
今回はインテリアのベースが大きく変えられない分、照明や小物でクラシカルテイストをアップさせます。
既存のダークな木目を中和させるため、ホワイトやゴールドのもの、木目と対照的な素材感(金属、陶器、大理石など)を取り入れるのがポイントです。
また、既存のアイテムはストレートラインのものが多かったので、曲線を意識してアイテムを選定することに。面積が小さい分、小物は思い切ってインパクト強めのものをセレクトするのがコツですよ!
照明も「デザイン性があること」「華奢でエレガントなテイストであること」を条件に入れ替え
After
<LDK>
ダイニングの照明も入れ替え。テーブルクロスを活用してwoodyな面積を調整します。
クッションはホワイトを中心に、グリーンを差し色に。
<ワークスペース>
丸テーブルは大理石調のものをセレクト。白の効果でお部屋が明るくなり、一気に垢抜けた「上級者」な印象になりました。
<ディスプレイコーナー>
「ものを収納する場所」と「飾る場所」を分けて、ディスプレイコーナーには不要なものを置かないことを徹底します。
インテリア雑貨や飾る花も、「理想のインテリアイメージ」を思い浮かべながら、そのイメージに合うものをセレクトするようにしましょう。
【感想】Hiromi’s Voice
良かれと思ってダークトーンで統一していたインテリア、、、。既存の家具を活かしつつ理想のテイストに近づけることができて大満足です。
自分の家が大好きな空間だと、朝起きた瞬間から気分よく1日が過ごすことができ、夜も心地よく1日を終えられるまさに「パワースポット」!
効率や機能性を追い求めがちな中で、美しさや見た目、純粋に「好き」な気持ちを大切にすることなど、インテリアを整えることで見えてくる大切なものがあると再確認しました。
季節感あふれるディスプレイを施したり、自分の「好き」に合わせて、これからもインテリアのアップデートを楽しんでいこうと思います。